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2005.07.01

切れたのよ!嬉しい!

 タイトルだけ見ると、(もの凄く想像力をはたかせたら、)ドラマが生まれそう・・・。

 さて皆様、すき焼きの時に使う油の固まりを思い浮かべてください。家庭用の冷蔵庫で、だいたい-10~-20℃の冷たさで固まっていると思います。この固まりを、包丁で1mmの厚さにコンスタントに20枚切れますか?

 なかなか難しいかと思います。
 
 でも、これがお肉だったら、結構切れると思いませんか?

 何が違うかというと、脂肪を多く含んだ組織であるか、そうでないかの違いです。脂肪の場合、固まっているように見えても、なかなか固まっていません。また、筋肉が切れる温度で脂肪を切ろうとしても、細胞の細胞膜が壊れてしまったりしますので、ぐにゃってしたりします。

 一般的に臨床検査の世界では、「脂肪は切りにくい」と言うことになっています。切るというのは組織標本を作るために、10μmとか、5μmの厚さ(1000μmが1mm)に切ってから、スライドガラスに張りつけ、組織を染色するための準備なのですが、その準備が出来ないんです、脂肪だと。

 でも、今回私に課されたサンプルは脂肪そのもの。そう、ラードです。これも一応は細胞の固まりなんですね、脂肪細胞と言います。(そのまんまじゃん。)細胞質の中に脂肪をため込んでいるんです。その様子が見たい、と言われまして、苦労しました。

 いろいろな方のアドバイスを貰って、今日、やっと満足する組織像を得ることが出来ました。
 あー、苦労した。これでご機嫌でテストが受けられます。

 ・・・・・・こんなに苦労したんだから、論文投稿する時は私の名前も入れてよね!って言っちゃおう(^^;。

 あー、2ヶ月頑張ったかいがありました!

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